運動の重要性は以前から指摘されていますが、私たちはどんどん体を動かさなくなってきており厚生労働省の調査では、1997年から2009年で、1日あたりの歩数が男性は8202歩から7243歩に、女性も7282歩から6431歩に減ったそうです。
自分はどうだったか。子供の頃は地域のスポーツ少年団のソフトボール、中学高校はバドミントンに打ち込んだので意識することもなく運動の習慣が身についていた。しかし特に会人になってからは仕事中心、冷や汗やら脂汗やら大人の汗?の流れる毎日に激変してコレステロール値も上がり気味。このままではいけないと、30歳をすぎてから地元の社会人クラブに入って週に1、2回はバドミントンでさわやかな汗も流すようになった。ところが持病の椎間板ヘルニアが徐々に悪化して、6年ほどで任意引退。その代りに週2回のウオーキングは何とか続けてきた。
しかしこういった運動をしないと健康になれないということではなく、日常生活を一生懸命することが運動と同じような効果があることがわかってきました。NEATと言われます。「Non-Exercise Activity Thermogenesis(非運動性活動熱産生)」の頭文字で、「日常の生活活動で消費されるエネルギー」をあらわします。日常生活を営むうえで必要な労働や家事に伴う活動で、買い物や洗濯、掃除、通勤で歩いたり肉体労働したりすることなども含まれます。
平たく言えば、立つ、歩くということでしょう。電話やテレビ視聴など、座ってやっていたことを立って行うなどこまめに動くちょっとした工夫です。これならいつでもトライできるので気楽にできそうです。小さな動きの積み重ねなので劇的な変化はありませんが、健康寿命を延ばすためにはとても大事なようです。
さて、どうしようか。自宅では新聞は夕食後にゴロンと横になって読むのが当たり前になっていたが、たまには立って読もう。電話が鳴れば自分が取ろう。職場では機敏な動きをすればNEATも増え仕事もはかどり一石二鳥、前向きにいこう。
人生初のベッドにしてみました。
長らく腰痛持ちである自分にとって、毎日の寝床は布団、それもシンプルなせんべい布団タイプ(?)が常でした。思い返してみれば、やわらか敷布団でも無理なのに、ベッドのマットレスはなおさら、という凝り固まった発想しかなかったように思います。
それがちょっとした事情もあいまって、ベッドであれば毎日の布団の上げ下げの必要もないし楽な姿勢で寝起きができる、固いマットレスであれば腰にも大丈夫かも、どこかの寝具屋の広告にもあったフレーズではないが“人生の3分の1は睡眠”(この中身の真偽は後ほど)ではないか!よく考えるべきだ!との思いにかられ、怒涛の勢いでネットなどから情報収集、実際に家具屋さんでお目当てのマットレスにゴロンと横になり、あっという間にベッドとマットレスが届きました。
その結果は、寝心地もなかなか快適で恐れていた腰の調子も悪くない、目覚めも相変わらずで朝は弱い…、ほっとしています。とりあえずよかった。
それはさておき、良い眠りをえるうえで参考になる情報をいくつか挙げてみます。
・年をとるほど必要な睡眠時間は短くなる。25歳で7時間、45歳で6.5時間、65歳で6時間程度との研究も。加齢で基礎代謝が落ち省エネ体質に。
・寝室は寝ること以外やらない。
・若年世代は夜更かしを避け、熟年世代は寝床で過ごす時間を必要以上に長くしない。
・その日が眠れなくてもこだわらない。日によって差があるもの。
・日中はアクティブに。昼寝は午後2時までの20分以内で。うたた寝もできるだけ避ける。
・眠れない、日中の眠気が強いなど、困った場合は専門家に相談を。
詳しく知るには厚生労働省健康局の「健康づくりのための睡眠指針2014」などがよいでしょう。
よく寝てよく働くためにも、次は枕かな。
新しい年を迎える度、この原稿を書くことが、昨年は星井町薬局にとってどういう1年だったかを振り返り、来る年はどういう年にしたいのかを考える、ありがたーい(?)機会となっています。
そこで思い出したのが福井県に生まれ育った母(現在富山に居住)が福井新聞の「こだま」という投稿欄に寄せた文章です。以下途中から抜粋します。
(2014年11月15日 福井新聞掲載)
(前略)今は福井が故郷になりました。
この福井のことで、かなりショックを受けた事がありました。
「都道府県魅力度ランキング」が、「ブランド総合研究所」という会社から発表され、それによると、福井の魅力度は全国47都道府県中、45位だった事です。県外から見た魅力度の低さに一瞬目を疑いました。なぜなら福井は、ある研究所の調査では「幸福度」は1位、また別の某研究所の調査では「住みよさ」は2位と高いランクにあり、内からの評価は上々だからです。
私は豊かな自然、名所旧跡、文化等、魅力あふれる福井を知っています。今後、福井の魅力を県外に大いに発信し、魅力度アップにつなげていただきたいと思うのです。
故郷が県の内外から魅力ある県に映ることはうれしいものです。これからの福井の活躍を期待しています。
以上
私も福井の活躍を期待しています。
ちょうど今年は新幹線が富山に来る年(福井はまだ…)、富山の魅力を大いに発信したいものです。
翻って、内からは働きやすい薬局(職場)であり、外からは多くの方から頼られる薬局であれば、これ以上のものはないと思うのでした。それに向けて努力したいと思います。